オクタのアニメセレクション4
こんばんは。暑さに嘆いていたかと思えば今度は雨に悩まされるそんな時期です。雨の切れ目を狙って洗濯機を回す日々です。
4回目のアニメ紹介です。今回はプラネテスです。
幸村誠氏の漫画原作です。前回紹介した「無限のリヴァイアス」と同様、谷口五郎氏監督作品でもあります。宇宙産業が活発な社会で宇宙ゴミを拾う部署(通称デブリ屋)に着任した田名部(タナベ)は先輩の星野八郎太(ハチマキ)の下につき仕事のノウハウを教えてもらう。仕事を通じて様々な出来事を経験しタナベは愛について深く考えるようになる。ハチマキには宇宙船を買って宇宙を旅するという夢をもっており、木星調査の船が出ることを知ったハチマキは夢の一歩としてそれの船員になるために挑戦する。一方そのころ宇宙防衛戦線というテロ組織が暗躍しだして…。といったような話です。基本的にはハチマキが主人公です。漫画版とアニメ版では異なる部分も多いので今回はアニメ版について紹介します。漫画の出来は非常に素晴らしいですよ。
さて私がこの作品で好きなのは主要人物のキャラの掘り下げがうまく、どのキャラにも印象的な話があるところです。さらにその話が心に響くのです。このブログは基本的には「紹介」をすることが趣旨となっているので本編の内容についてはあまり深く入り込まないことにしているので具体的な話はしないようにしています。ですのでその目で見てください。過去に囚われていた男の話が一番好きです。こう書くとどうせ克服したり、背負ったりするんでしょ?と考える方がいるかもしれませんがその心の動きの描写が素晴らしいのです。
もうひとつ優れているところは宇宙の描写です。宇宙空間では音が完全に消えていますし、宇宙自体のきれいさも素晴らしいです。これは谷口五郎氏のこだわりなのでしょうね。
この作品の後半はテロ組織とハチマキが少し関わることになるのですがこの部分はアニメオリジナルで悪い評価もちらほら聞こえます。私自身も前半部に比べると少し路線が変わってこういうのでは…と思ったりしました。正直テロの話を抜きにしても話は問題なく進むのです。漫画版では関わりがなかったてですし。ただ面白いところも、印象深いところもあります。テロ編(?)の最後なんかは非常に素敵です。これがなくなるところ考えると必要!といえます。
最終回はこんなんいいなあとなるでしょう。見てください。
私は漫画版も読みましたが漫画版も素晴らしいですし、どちらかといえばこちらの方が私としては好きかもしれません。もちろんアニメ版も名作です。好みの問題でしょう。
是非見てみてください。