老け顔とネットの海

オタクのありのままを貴方に

実写映画は今日も活躍している

 こんばんは。扇風機を回す季節がやってきました。やがてクーラーとのタッグを組む日も近いでしょう。梅雨に向けてコンビネーションを高めていってもらいたいです。

 

 さて本日は実写映画について書いていきたいと思います。私がオタクであるからには主に漫画原作の映画作品です。

 

 オタク諸氏にはいい顔をされない実写作品。利益を上げられているかは私には何とも言えませんがなぜ作られるのか。思いつく理由を述べていきたいです。

 

1.世界観、設定を考えなくてもいい

 すでに構成された世界を映像化するわけですから楽です。実写化される作品はそれなりに名の知れ、支持者がいるものが多いので世界観での失敗は避けられます。

 

2.数が多い

 小説しかり漫画然り数が多いのでネタが尽きることはあまりないでしょう。今でも生まれ続けていますし。

 

3.俳優、女優の売り出しがしやすい

 ある程度名の知れた作品に若手の絶賛売りだし中の俳優、女優を出演させれば知名度も上がるでしょう。

 

 大きな理由はこんなところでしょうか。次に私が実写作品について思うところを書いていきます。まず始めにオリジナル展開を入れているかの有無です。入れていない場合は別に作る必要が感じられません。アニメでも同じことが言えますが二次元のキャラクターが二次元の状態で声をもって動き出すのと違い三次元化されて出てくるという違いがあります。姿から違うのです。デスノートのL並みに作りこんであれば別ですが大抵はコスプレレベルでがっかりしてしまいます。アベンジャーズなどは現実に沿って無理のない感じで衣装を作っているそうですね。あまり詳しくないですが。さらに映画というせいぜい2時間という限られた時間でなんのオリジナル要素もなく完結させようとするどうしても省かなければいけないも部分が出てきます。うまく省けばいいのですが詰め込んで詰め込んで人気のあるシーンを入れるだけ入れてしまうと薄い作品になってしまいます。鋼の錬金術師がそうなってしまいましたね。名シーンはそのシーンだけとってきても名シーンになりません過程が大事なのです。

 オリジナル展開を入れる場合ですが正直なんで作ったのかと聞きたくなります。魅力的な世界観とキャラクターを考える時間をなくしてストーリーだけ作ろうなんて作品に愛が生まれにくいのではないかと思います。体裁だけ何となく整えたものになるでしょう。この作品である理由は?と聞きたくなります。

 

 なぜ漫画原作の映画がたたかれやすいのかというのは単純に原作を見ている人が多いからです。映画でもアニメでもそうですがオリジナル脚本で勝負しているものが少なくなっているように感じます。そうでなかったら申し訳ないです。

 

 私は原作重視の人間です。これもまためんどくさい人種になりうるのですが。原作というのはその媒体(小説、漫画、アニメ、映画)に適した形で物語が進んでいきます。小説であったら文章における表現や叙述トリック等、アニメであれば映像の見せ方や演技、漫画はコマ割り、映画なら音響といったようにです。これを別媒体にしたときただそのまま移すのではなく最適化させて移すのであれば価値があるものになるでしょう。

 

 結論としては小説の実写化だけしていればいいよということです。

 

 長々とありがとうございました。