老け顔とネットの海

オタクのありのままを貴方に

五月の読書記録

 こんばんは。インターンの申し込みが始まりましたね。私にも就活の魔の手が迫ってきています。助けてください。

 

 さて今回は読書記録ということで五月に読んだ本のちょっとした感想を書いていきたいと思います。アニメはそれなりに知識はあるのですが、本に関してはにわか君なので温かい目でお願いします。

 

 一作品目:恐るべき子供たち 著:ジャン・コクトー

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 歪んだ姉弟愛とそれに関わる人たちの物語。序盤、中盤で積み重なった彼らの歪みが終盤の怒涛の展開へと繋がる。始めのほうは退屈だと思ったが最後には最初の積み重ね部分が終盤の不気味さとどうしようもなさを引き立たせる。コクトーはこれを一週間で書き上げたらしいので驚きである。

 

二作品目:居酒屋 著:エミール・ゾラ

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自然主義文学の名作。ある女性の人生の絶頂と転落を書いた作品。フランスの貧困な労働者の話であり、ここまで堕ちるかというレベルで転落していくので心が痛む。さらに周りの登場人物の性格や根性が悪いので苛立ちを覚える。これがフランスの労働層全てではないだろうがこの作中のような現実もあったのだろうと想像すると恐ろしくなる。

 

 

三作品目:異邦人 著:アルベール・カミュ

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感情が希薄な男が人を殺してしまい、本来過剰防衛で収まるはずが一般の人間のような考えができず裁判において死刑を言い渡されてしまった話。自分の考えが他人にうまく伝わらず悪い方向に進んでいってしまう不条理さが醍醐味であろう。最後の主人公の心の叫びに私は理解できたので少し悲しくなった。サイコパスとはまた違う世間とは変わった男の話だ。

 

以上の三作品です。読んだ数が少ないのも有名なやつばかりなのもにわか君なので勘弁してください。六月もこれくらい読めたらいいなと思います。

 

ありがとうございました。