老け顔とネットの海

オタクのありのままを貴方に

オクタのアニメセレクション

 暖かさが到来したことによる喜びも束の間、また寒さがやって来ました。私が住む場所だけでしょうか?勇んで冬眠から起きてきた動物たちが心配です。

 

 オクタです。今回はタイトルの通り私の好きなアニメ作品を紹介したいと思います。このブログをはじめた理由の一つなのですが、アニメを見て「面白い」「このキャラクター可愛い」などの簡単な感想で終わらせてしまうのは惜しい気がしましてもう少し長い感想でも書きたいなと思った次第であります。

 

 さて、私が最初に紹介するアニメは「キルミーベイベー」です。まんがタイムきららキャラットで連載中のカヅホ氏原作である漫画作品を2012年にアニメ化したものです。

 

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主人公であるやすな(右)とソーニャ(左)

 少し頭の弱い女子高校生やすなと殺し屋であるソーニャが繰り広げるギャグ作品となっています。物語の大筋としてはやすながソーニャに話題を提示し、しっちゃかめっちゃかする感じです。

 

 やすなとソーニャについて簡単な紹介をしておきましょう。

 まず、やすななんですが先述したとおり少し頭が弱く、ソーニャを煽っては返り討ちにあっています。そのお陰かわかりませんがやたら体が頑丈です。ソーニャに対して悪戯心をもって接することはありますが基本的には仲良くしたいだけです。

 ソーニャは殺し屋なのですが作中では直接的に殺しを行っているという描写はなされません(間接的に匂わすことはあります)。やすなからの提案には基本的にだるそうに対応するのですが、煽られるとすぐに乗っかります。なんだかんだでやすなと嫌そうにしながらも付き合っているので内心では仲のいい友人だとは思ってそうです。

 

 さあ、紹介も程ほどにして内容についての感想に移りたいと思います。ネタバレは基本しません。

 まず二人の関係性について。キャラ紹介でも書いた通り二人はなんだかんだで毎日のようにくだらないことをしながら仲良くしています。やすなというのは結構すぐ煽りますし、ソーニャも結構キレます。ソーニャはやすなを突き放しても罰は当たらないくらい煽られているのですが全然そんな気配もありません。アニメ最終話での話になりますがやすなはソーニャのことで泣きます(詳細を省きます)。こういうエピソードからやすなは悪い奴ではなく面倒だけども自分のことを考えてくれるやつとして接する器の大きいソーニャがいるからこそ、このギャグ作品は成立すると考えます。ソーニャとやすなにおける信頼関係のなせる業です。

 私がこの作品の最も好きな部分はソーニャがやすなに乗せられて変なことをし、さらにはやらせた本人やすなに引かれてしまうところです。これはソーニャも割とアホなんだなと、そして可愛いなと思わせます。実際私はこういう可愛いところと懐の大きいところからソーニャファンです。

 

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怒るソーニャ

 この作品は随所にみられる過激さも話題の一つにあります。やすなは先述の通り非常に頑丈でありそれを作中で言及されてもいます。そのため手首をあらぬ方向に曲げられたり、頭から二階、三階ある高さからおちてレンガを割ろうとしたり、穴に埋められた李……と結構な痛い目にあります。ギャグ作品ではままあることですね。殺し屋と異常に頑丈な奴のコンビですので彼女ら同士で直接戦って派手な結果になるのがやはり面白いです。

 

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極められるやすな

 

この作品の大きな特徴はやはり登場人物が全く増えないことでしょう。やすな、ソーニャのほかにもう一人あぎりという忍者のキャラが出るのですがそれ以外はほぼ出ません。あぎりはソーニャの知り合いの忍者でつかみどころのないキャラです。やすなでさえ困惑するような行動をとります。

 

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忍者あぎり

 この三人でずっと話を回していきます。漫才のような形式だと私は思いました。あらゆるシチュエーションを同じキャラで話を展開させていく、そこにキャラクターの個性を乗っけてまた笑いを増やしていくような流れにもっていく。新キャラを増やすことは個性を増やすことであり展開の幅も広がります。どちらが優れているという話ではないのですがキャラを増やさないことで愛を感じることが私にはできました。キャラを増やして展開を増やしたときにどうしても出番の差が出てきてしまいます。そういった意味ではキルミーベイベーは主役二人と忍者にまんべんなくスポットライトが照らされているでしょう。

 

 簡単にまとめますと、キャラがよくてギャグも面白い素晴らしい作品です。簡単すぎましたね。

 

 では今回はここまでとします御覧いただきありがとうございました。